サイト仕様を改訂しました

10年間の技術的進歩は大きかった

2003年11月にカットオーバーした当サイト。翌2004年11月に当時の標準規格であるHTML4.01＋CSS2準拠で大幅リファインをかけましたが、その後の技術的変化をスルーし続けた結果、場合によってはまともに閲覧すらできないページも発生するに至りました。

このままでは流石にまずかろうということで、この度、大規模改訂を行うことに。。。テクニカルな面での主な改定ポイントは以下の４点です。

１）いまどきFlashはない

そうです。かつて一世を風靡したFlashはiOSの台頭とともにレガシー化してしまいました。当サイトでは「復元村上城」「電影村上城」などの目玉コーナーに実装していたので、よりによって、重要コーナーほど見られないという状況に！！！

というわけで、がんばってHTML5＋CSS3で組みなおしました！　Flash組むべく、必死こいて覚えたAction scriptってなんだったのだろうか。ｳﾎﾞｱー。

２）レスポンシブ化

旧サイトはPC閲覧を前提に、横幅680px固定レイアウトを組んでいました。（2004年当時は、いまだに横幅800pxのモニターが一定数存在したのだ）

時代は変わり、今やスマホやタブレットがウェブ閲覧のメインストリームとなりましたので、デバイスの解像度に依存しないフレキシブルデザインで全体を組みなおしました。一応バグつぶしはやっているつもりですが、おかしいところを見つけた方！　こそっと教えてください。。。

３）3DCGを全面刷新

旧環境で3DCGを作成して電影村上城のコーナーを設置してから早10年。横幅320pxがウェブ動画のスタンダードだった時代はとうに過ぎ去り、ここ数年はフルHD化すら当たり前になってきました。また、テクニカルな話とは別の意味でも、この間の新資料の発見や考察の変化は結構大きく、モデリングの修正が必要になってきました。

上記の状況を踏まえ、3Dデータをほぼ０ベースで作り直しました。今んとこ横幅640pxのテストver.を上げていますが、最終的にはHD画質で仕上げたいと思います。

４）「復元村上城」コーナーの3DCG化

旧環境ではいわゆる「合成写真」手法を用いて景観再現を行ってきましたが、建築物の位置関係やサイズをより正確にシミュレートすべく、段階的に3Dモデルを用いた合成に切り替えていこうと思います。若干、質感が以前とは変わってる点はご容赦ください。

といった感じです。これまでの技術的変遷を振り返ってみましたが、多分、これ以外にも画像のヌケモレやら新旧記述内容の不整合やら色々あると思いますので、見つけたところから修復していこうと思います。個人サイトの宿命とはいえ、この手のメンテ作業の手間はバカになりませんね。もっとこまめに手を入れときゃよかったと反省しきりであります。。。

（初版：2017.07.15）