ビジュアル再現 村上城 ~3DCGでよみがえる村上城~ ロゴ
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PCを新調…というか改造した

俺はSandybridgeおじさんをやめるぞ―ッ!

城とは直接関係ないネタでアレですが、当サイトの制作にあたっては、2011年からHP製のスリムPC=「Pavilion Desktop PC s5-1150jp」をメインに使ってきました。一応、Corei7-2600を積んでたこともあり、処理能力にさしたる不満はなかったのですが、Windows7のサポート切れが迫っていること+グラボの調子がイマイチなこと+HDDの耐用年数的に不安なことetc.に鑑み、思い切ってリプレースをかけることにしました。ゲームはやらんがCGやらグラフィック系のソフトはそれなりに使う…という筆者の利用法に照らし、以下のような構成としました。

    
備考
CPU Corei7-2600 Corei7-9700 3DCGのレンダリング速度に直結するので予算を重点的にかけたいパーツ。世代差を考えるとCorei5でも十分高速だが、長く使いたいのでCorei7を奮発した。長時間連続稼働がそれなりに発生するので、安定性を重視してKなしモデルを定格運用する。
クーラー COOLER MASTER(型番不明) Noctua NH-L9x65 旧機にはリテールクーラーよりは多少マシそうなクーラーがついていたのだが、特殊形状で使いまわし不可。老朽化もしていたので、Noctuaのクーラーを奢った。
RAM DDR3 1333 4G×2 DDR4 2666 8G×2 Shade3DとPhotoshop、Unityの同時起動に耐えられる程度にしたい。(実は、ヒートシンクつきの高速な奴を買ったところケースと干渉して付けられず、やむなくスペックの低いヒートシンクなしのメモリを買いなおした…というマヌケなミスをやらかした)
GPU NVIDIA GT530 NVIDIA GTX1650 ヘビーなゲームはやらんが、グラフィックソフトの描画支援に現時点で「そこそこ」性能のものは必要。今後、VRを本格的にやるならそれはその時考える。
STRAGE HDD×1
(3.5inch)
SSD×2
M.22.5inch
起動用とデータ保存用を物理的に2つに分けたい&起動を高速化したいので、価格がこなれてきたM.2(NVMe)+2.5inch(SATA)構成に(500G+500G)。
DRIVE BDドライブ 流用 あまり使わないので撤去しようかとも思ったが、古いソフトのインストールやデータのやりとりにあればあったで便利なので、旧機パーツをそのまま流用。
MB H67 Z390 派手なイルミネーション等はいらんので、オーソドックスなつくりで拡張性が確保できるものを。熱源から離れた位置にM.2スロットが1つあったのが決め手になった。

 

メーカー製PCを改造する

あとはこれらを詰め込むケース選びです。周囲の自作erに相談したところ、ことごとくでかいATXケースを薦められたのですが、長年使った旧PCの筐体を捨てるのはどうも忍びない……(考えることしばし)……旧機のガワをそのまま流用することにしました。メーカー製PCの場合、ネジ穴やコネクタが独自形状の場合もあるのですが、幸い旧機のマザーボードは、一般的なmATX規格に準拠したつくりだったのですね。

そんな中、唯一汎用品に交換不能だったのがメーカー独自形状の電源部。こればっかりはどうしようもないので、今度故障したら、そのときこそケースまるごと交換ですな…。分解ついでにタテツケの悪いネジの交換や、ケーブル類の整頓も行い、最終的に以下のような中身になりました。天板の通気口を塞いでいたHDDがなくなり(BDドライブの裏側)、かなり通気はマシになったのだが…見た目的にはまるで代わり映えしないwww

メーカー製スリムPC改造図

 

動作確認・レンダリングテスト

本庄城3DCG鳥観図

旧パーツの撤去→ケース内の掃除→新パーツの組み込み→OS・ソフトのインストールまで、3時間半くらいで作業は完了。早速、こないだ作った「本庄城」の俯瞰図で、3DCGのレンダリング速度をテストしてみます。ベンチマークソフトのスコアなどを見ると、新旧CPUには倍近い性能差があるみたいですが、実際、旧環境では6:51秒かかっていたデータを、新環境ではほぼ倍速の3:19秒でレンダリングすることができました! グラボを交換した威力で、計算中の画面描画もフリーズしなくなったぞ!

新旧PCレンダリング時間比較
 

その一方、Turbo boostがかかったときのピーク電力は、旧環境よりかなり高めになってしまいました。HWmonitorでチェックしてみると、TDP65WのハズのCorei7-9700が、瞬間的には134Wも使っているようです。こちらのサイトを見ると、どうも最近のMBって、CPUの性能を引き出すために定格以上の電流を流してるケースもあるそうなんですね。パフォーマンス的にはよいのでしょうが、貧弱な電源出力(270W)を考えるとちょっと心配…。

そこで、UEFIの「Short Duration Power Limit(短期間電力制限)」を「Auto」から「85W」に変更。再度レンダリングしてみたところ、計算時間への影響は数秒程度で、ピーク電力を約50w抑制することができました。併せてファンの回転数も調整しといたので、一日かかるようなアニメーションレンダリングも、おそらくフリーズせずにこなせそうです(ここをどういう設定にするかはまだ詰めようがあると思う)。

UTFIより「Short Duration Power Limit(短期間電力制限)」を下げる  新旧PCレンダリング時間比較
 

収支計算

購入したパーツ一覧

というわけで、自作…というかメーカー製PCの改造が完了したわけですが、かかった総予算は10万ちょいでした。まとまった出費にはなってしまいましたが、同じような構成をBTOで頼むと16-7万くらいの見積もりが出てきたので、まあリーズナブルなアップデートができたのではないかと思います。あとは改善した環境を生かして、コンテンツをどう作っていくかが問題だw

(初稿:2019.11.23)